Diablo回想 |
Diablo時代。そういうものが確かにあった。究極のゲームDiabloに敬意を表して、ここに回想してやる(笑)
「ネットゲーって何?食える?」なんて言う程じゃないけど、あの頃せいぜいQuakeくらいしか知らなかったから、「Diabloってゲームが面白いよ」と聞いた時、「何それ?食える?」って感じだった(笑) ところが、ゲーム情報誌、特にPCゲー関係を久々に見てみるとなんか注目のゲームらしい。何々?ネットを使ったマルチプレイヤーRPG?「おおっ、すげーじゃん。」何年か前に夢のゲーム的にとらえてたものが現実になってる。って、昨今のコンピュータとネットワークの進化からすればさして驚くことじゃないけどな。それはともかく、そんなわけで早速購入。とりあえずシングル。「こ、これは凄いかも...?」洋ゲーのリアルな描写とジャパゲーの緻密さが融合したような、とにかく一見、一プレイしてホントに粗がない。まだマルチやってないし、装備や魔法、敵とダンジョンの驚異的なバランスと奥深さを知るのはずっと先の話なんだが、もうこの時点で轟沈していたようだ。
んでマルチ。人と同じことするのが嫌いな俺は当然の帰結としてRogueを選択(笑) 当たり前にWarriorを選んだ仲間とパーティを組んで始めることになる。念のため言っておくがWarriorを選ぶことがつまらん選択だと言っているわけではない。真っ当な好みの人間が多くてラッキーと思うだけだ。初めてしばらく、Rogueはすこぶる調子がいい。後に分かることだが、Rogueは最初強くて後半弱い代表選手だからだ。そんなことは露知らず、おらおらおらー、と弓乱射。shiftキーを覚えたRogueはあらゆる敵を蜂の巣だ。もはや味方すらも敵(笑) が、そんないけいけ状態から最初の試練が訪れた。Resistの壁だ。「レジストって何?食える?」って状態で偶然ついてた幾つかが中途半端な数十%くらいのもんだ。Normal/Cave以降はこいつがないきゃ話にならんらしい。後には常識となるResist ALL MAXをここで学んだ。えらいえらい。次に第2の壁。ACの壁だ。寧ろこっちの方が大問題だった。Normal/Hellの敵はすげー固い。Windforceなんて破壊兵器もってたもんだから、ちょっと調子に乗りすぎていたかもしれん。RogueでもFULL-P着なきゃいかん。と思ったのはこのころでAC強化につとめた。「FULLーP着る為のStr確保するとResistとlifeがすげー辛い。」と絶えず愚痴をこぼすようになったのも恐らくこの頃だ(笑) が、試練なんていくらでもあるもんで、次の試練は更にでかい。試練というか大きな転機が訪れたと言った方がいいな。無く子も黙る…かどうかは知らんがMare/Hellの壁だ。「弓だと瞬殺される!」いや、まじで。AC強化って言ってもせいぜい200越えたバンザイ、って程度だから盾無しだとドレイクに撲殺。あいつら弓全然あたらんし。"Rogueは弓"なんて馬鹿げた固定観念は捨てようと剣と盾に持ち替え、最後まで貫いたスタイル、魔法剣士の第一歩をここに記す。単に知らなかっただけかも知れないが、それまで剣で戦うRogueの人に殆どあったことがなく、たまーーーにいると「珍しいねー」なんて言っていたものだが、今なら弓もってると「危ないよ」と言っているのだから、人は変わるもんだ。さて、この辺で一回区切ろう。
この辺までやってくると、このゲームの凄さの一つ。根幹とも言うべき要素にはまってくる。アイテム探しだ。猿のようにGriswoldやWirtに通い「このハゲオヤジがっ!」「クソガキめっ!」などと悪態を付きまくってみたり、「ろくな物出さんなー。殺すぞ。」と殺してからLazやSirに言ってみたりするようになる。最初のうちはユニークアイテムに一喜一憂しているが、これは時間の問題で揃ってくる。真に貴重なのはプレミアムだと気づいたときが廃なゲーム道の始まりだ。いや、めでたい。そして、世の中にはKSOHなるスーパーソードやGPOWなるスーパーアーマー、果てはLightForgeだのDiabloSwordだのという未知のアイテムが存在することを知る。そう。ここで登場するのがCHEAT、HACKだ。Diabloが最高のゲームだと思っているのは今も変わらないが、反面この馬鹿どもの大馬鹿な行為がバトルネットに蔓延してある意味終わっていたのも確かだ。まぁ、そんなヤツとは関わり合いにならないよう、うっかり関わってしまったら適当にお茶を濁して退散して、うまくやってきたつもりだ。死んだときにバラまいたアイテムを見てパーティ全体SCかかってみたり、スーパー装備のハイパーキャラで勝手に逝っちゃう人を遠くから眺めてみたり。そういうヤツは以後chatでも無視していたのは当然だ。話がそれたが、とにかくCHEATとは無縁なところで真のアイテム探しに燃えるのは面白い。KSOH、ObsZod、AweLionなんかの超スーパーアイテムの時代ではまだなくて、いや、KSOHの弱ベースは既に持ってたが、この頃はOBSIDIANなリングやアミュレットというだけで感激していた。Resistを頭でとっていたから、ObsにStrUpが付いたアクセサリを延々探していたような気がする。結局ObsGiantsなんかを手に入れた頃にはJADE×3体制が確立されていたりするんだが。Hell/Hell単独制覇するレベルでJADEとはお笑いというか泣ける(笑)
そんなこんなで装備が理想に近い状態になると、今度は戦いそのものに意識がいく。当然のことだ。具体的には3種。マルチプレイの追究、シングルプレイの追究、Duel。だ。ある程度レベルもあがってくると、レベルの高いdiablerとプレイすることが増える。これも当然か。「うおー、この人無茶上手い!」なんて人にあうこともたびたびある。Rogueってキャラは装備の選択肢が広いからプレイスタイルも人それぞれ。かくいう俺も我流でやってきたが、それ故はっきりいって下手くそだ。レベルが高いだけで下手くそだと情けないものがあるから、「しゃーない恥ずかしくない程度に鍛えねば」と上手い人から教授を受けスキルアップをはかってみたものだ。その成果がどの程度のものかは自分では分からないから知らないが、お世辞で「上手いね」と言われることもあったから、少なくとも下手な部類には入らないだろうと思っている。あ、すまん、反論は受け付けてない(爆) Rogue以外を見てみると、これまた「すげー」と思うプレイヤーが多い。「お前何者だ?」と言いたくなるような超絶破壊的且つテレポアタッカーなWや神業としか思えないテクニカルS。2nd、3rdでWもSも使っていたが、とうてい比較の対象になりえないレベルだ。WにしろSにしろRにしろ、強くなりすぎるとマルチプレイで仲間の援護が必要なくなってくる。Sからすれば寧ろ邪魔なだけだ。上手い、凄い、と憧れを抱くようなプレイヤーはそれを踏まえた上で一体感あるパーティプレイを演じるところだろう。ゲーム終わって「なんだかなー」と思わされるゲームもしょっちゅうだったが、そういうプレイヤーとやれたときは「パーティプレイ最高だぜっ」みたいなアホらしいセリフを吐きたくなる。というか吐いていた。そんな経験から、俺もそういうプレイヤーに近づきたい…と思いつつ、やっぱり自己中心的にやってしまうのは性格だから仕方ない(笑) SCメインのSなんて絶対やれない、と思う人は俺と同類だろう。あ、Duelの話をしてないが、これはそれほどやり込んでいないし、特筆すべき点もないので省略。勝敗はプロバイダとラグと運で決まる、という話だが、恐らく事実だろう。無論有る程度拮抗した同士での話で。
最後に末期。装備が理想に近づくことはあっても、決して理想に追いつかないのがDiablo(笑) この泣けるアイテム出現率も含めたゲームの飽きさせない魅力によって、並のゲームでは考えられないほど長く遊べる。遊べない人もいるかも知れないが、そんなことは知ったことじゃない。一般論だ。だが、限りなく理想に近づき、あらゆる戦い方遊び方を堪能してしまうと、マンネリ状態に陥る。いかに面白いゲームでも当たり前のことだ。そうなってもあれこれ遊べてしまうのがDiabloの凄さだが、機会があれば目移りしてみたいと思ったりしてみたりしてみなかったり。そんな中発売されたUOに目どころか全身全霊引っ越したのも頷ける話だろう。知ってる人は知ってるが、俺んちのDiabloはなめすぎ。「アイテム出さんかー!」と何度心の中でディスプレイぶち抜いたかわからないほどろくなアイテムが出ん。いいアイテムは出るが最高のアイテムが出ない。日頃の行いが良すぎるから逆に神が疑念を抱いたのかもしれない。いや、そうに違いない。反論は(以下略)「最終段階に来たな」と思い始めてから数ヶ月。結局最終段階の開始段階のままで止まり、諦めの境地に達していた頃にUOが出るという絶妙のタイミングだった。んなわけで、Diabloが終わりUOが始まったわけだ。UOは理想と現実が遊離したクソゲーだから最高のネットゲーがDiabloだという認識は揺るがない。将来はともかく現時点ではそうだ。他人がどう思うかは知らんが、俺はそうだ。だからDiablo2は楽しみだ。究極を越えた究極を楽しませてくれることを願う。それまではクソゲーやって我慢してるから(笑) 最後に。意図的な乱文失礼(爆)